特別編 魔羅王・アーガレス

母と喧嘩して、遠くへ家出した青年。その名は廿楽 冴御(つづら さお)。遠くといえば・・・大阪である。1人暮らしして、魔守(まがみ)学園に通って、バイトはもちろんしている。男1人の物語が始まる。

冴御:ふぅ、これで10万ぐらいは稼げたな。明日、休みとってゲーセンで遊ぶか。

冴御は5万手持ちにして、残りの5万は生活費として銀行に振り込んだ。

冴御:よし、買い物して帰るか!

ぴしゃ・・・。

冴御の前に、かつあげしてるメガネかけてる青年が居た。

不良A:金いっぱいもってるだろ?出せよ。

不良B:財布ごとくれよ〜。

青年:無理です、今急いでるから。

バキィ!

不良B:関係ねぇよ、さっさと財布置けと言ってるだろ!

冴御:まったく、弱いものいじめしおって、お前らやめ・・!

???:こらぁぁ!人の金とるなんて最低だぞ!

不良A:あぁ!?女はすっこんどけ!

冴御:あの子・・・、俺と同じクラスの・・・霧島 佳乃じゃないか。危なっかしいことしおって。

青年:ひぃ・・・。

スタタタ・・・。

不良B:あぁ!逃げられた!お前のせいで・・・ちょっと来い!

ガシィ!

佳乃:やぁ!離して!!

ポテト:ピコピコォ!!

不良A:この犬、鬱陶しいんだよ!

バコォ!

ポテト:ピコォ〜!

佳乃:ポテト!?

ガシィ。

佳乃:あ・・。

トライハルト:まったく、女の子を連れて何をする気だ?

不良A:あぁ?なんだてめぇ?

不良B:変なかっこしおって、やんのか?

トライハルト:2人まとめて来るがいい。

不良A:うらぁぁ!

トライハルト:ぬぅ!

ゴスゥ!

不良A:がは・・・、腹が・・・。

冴御:強っ、パンチ1つでダウンしおった。

トライハルト:俺が誰だと思う?

不良A:し、知るかよ・・。

不良B:ばか、あいつはな・・・聖ルミナス学園の生徒会長・西園寺 春人だぞ。

不良A:あの、剣道部の部長・・・。に、逃げろ!!

ビュゥゥゥゥン!!

トライハルト:大丈夫か?キミ。

佳乃:ありがとうございます。助けていただいて。ポテト、ひどい怪我・・・。

トライハルト:ひどい傷だな・・・。

つかさ:いたいた、春人くん、先行きすぎ。

トライハルト:つかさちゃん、ごめん。それと、この子の傷を治してくれないか?

つかさ:うん、ひどい傷だから治してあげるね。

フワァァァン。

ポテト:ピコ・・・ピコォォォ!

佳乃:す、すっごぉ〜!傷治っちゃった。魔法使えるんだね。

つかさ:先生に教えてもらったのです。

佳乃:魔法使える先生いるんだ。教えてもらおうかな。

トライハルト:教えてもらえなくても、キミは魔法が使える。

佳乃:できないよ、あたしは普通の女の子なんだもん。

つかさ:私は特別な人間だから・・・。あっ、春人くん、そろそろ図書館に行こう。お姉ちゃんが待ってるかも。

トライハルト:遅刻したら、シーナ怒るからな。

つかさ:バイバイ〜。

佳乃:ばいばーい!

ツカッ。

冴御:まったく、女の子だから無茶するなよ、佳乃。

佳乃:冴御くん・・・見てたのね。ほっとけないもん。いじめはんたーい!

冴御:たしかにいじめは悪い、無茶して、けがされたり、変なとこに連れて行かれたら元も子もないぞ。

佳乃:ごめん、ポテト痛かったもんね・・・。

ポテト:ピコピコ・・・。

冴御:しかし、あの少女の制服、見覚えがあるんだよな。

佳乃:あれでしょ?風見学園。

冴御:風見学園か、よく校舎が火事になったり、壊れたりしてるな。

佳乃:冴御くん、聖ルミナス学園の生徒会長さん知ってる?

冴御:あいつは・・・、西園寺コンツェルンの御曹司・春人だろ。昔のダチだよ。

佳乃:ダチいたんだ。今は?

冴御:遊んでないな。5歳の時にあいつ、フランスに引っ越したからな。

佳乃:っということは、12年も会ってないってことだね。

冴御:そうだな、もう忘れてるんじゃない?俺のこと。

佳乃:忘れてると思うね。

冴御:おいおい・・・。

佳乃:冴御くん、お金が困ってるなら、あたしの家でご飯食べていかない?

冴御:いやだな・・・、佳乃の姉さんってマッドサイエンティストみたいだし・・・。

佳乃:そんなことないよ、お姉ちゃんはとっても優しいの。

冴御:妹思いなだけだろ、下手に言ったら、メスを持って、切り殺そうとしてるし。

佳乃:いいから、あたしの家にいこー!

冴御:やだぁ〜!死にたくなぁ〜い!

無理矢理、佳乃の家についていかれた。

グズグズ・・・。

佳乃:おなべ〜♪

ポテト:ピコピコ〜♪

聖:どんどん、食べなよ廿楽くん。

冴御:あぁ・・・。

佳乃:いただきま〜す!

パクッ。

佳乃:おいちぃ〜。

冴御:(聖さん、初めて会ったときは怖かったけど、本当はいい人だったんだ。)

聖:廿楽くん、私の顔になにかついてる?

冴御:いや、いい人だなって・・・。

聖:そんなことない、私は・・・。

冴御:聖さん?

聖:なんでもない、食わないと佳乃が全部食べるぞ。

佳乃:あむ、うむうむ・・・、さいこー♪

冴御:行儀悪いぞ佳乃。

聖:太るぞ。

佳乃:いっぱい食べても、太らないもん。

冴御:ブラックホールか、お前の胃袋は。

佳乃:うん、回転寿司100皿食ったらお姉ちゃんに怒られちゃった。

聖:まったく、お金が困ってるのにバクバク食いおって。

冴御:(楽しそうな家族だな、母さんと喧嘩なんか・・しなきゃよかった・・。)

聖:廿楽くんの家族、知りたいな。

佳乃:教えてよ〜。

冴御:・・・廿楽家はすっげぇ冷てぇ・・・。あんな家、いたくないぐらいだよ。

聖:冷たいってどういうこと?

冴御:友達と遊ぶなとか、ゲームするなとか、あと・・・勉強と格闘技無理矢理やらされて、もぅ我慢できず、家出てやった。俺は自由に生きてぇんだよ!

佳乃:冴御くん、かわいそう。まるで鳥の籠だね。

冴御:まぁな、母さんに逆らったら、感電死だからな。

佳乃:感電死?

聖:ふふ、思い出したぞ。あんたの家族。

冴御:聖さん?

聖:伝説のアルカナマスター・廿楽 冴姫のことか。性格は氷のように冷たい性格だな。冴姫はね、私の同級生だったのよ。

佳乃:えぇ!意外だよお姉ちゃん。

冴御:知らなかった、母さん、昔のこと教えてくれなかったし。

聖:あの子、愛乃さんとフィオナと私だけしか、友達いなかったのよ。

冴御:・・・はぁとおばさんとフィオナおばさんは幼馴染だったな。

聖:冴姫をからかいすぎるとね、怒って死ぬまで殴っててくるのよ。

冴御:おいおい・・・、いやな母だな。

佳乃:そー思ってるなら、あたしの家に泊まっていきなよ。

冴御:悪い、人ん家で泊まるの好きじゃない。

聖:硬いこというなよ、1人じゃ怖くて眠れないだろ?

冴御:誰がびびるか!?俺はな・・。

佳乃:女の子と一緒に寝るの恥ずかしいんだ〜、かわいい。

冴御:ポテト投げていいか?

ポテト:ピコッ!?

佳乃:だめだよ、ポテトはボールじゃないよ!

冴御:んじゃ、わたがしか?

佳乃:もっと違う〜!

聖:廿楽くん、どうする?

冴御:わ、わかったよ・・・。

佳乃:やったぁ〜、冴御くん一緒に寝ようね。

冴御:お前は子供か・・・。一緒に寝れるか・・。

聖:一緒に寝てもいいが、変なことするなよ。

冴御:俺はぺったんこなど興味ねぇ。

佳乃:ぺったんこいうな〜。

冴御:それと、なんでいつもバンダナつけてるんだ?

佳乃:わかんない、魔法使えるようになったら外しなさいってお姉ちゃんが言ってた。

冴御:あ・・。

冴御は何か思い出した。トライハルトの言ってること。「教えてもらえなくても、キミは魔法が使える。」、佳乃に言ってみた。

冴御:佳乃、炎よ出ろ!ってポテトに向けて手をパーしてみて。

佳乃:あは、魔法なんか出ないよ。あたしは半分、非科学的に信じていないから。

冴御:いいからやってみろ。

佳乃:・・・冴御くんがいうなら、えと・・・炎よ出ろ!

ゴォォォォォォォォ!

聖:で、出ちゃった・・・。

冴御:ごめんポテト、焼きポテトになっちゃった。

佳乃:あわわ・・・魔法・・出ちゃったよ・・。

冴御:んじゃ、バンダナ外してみて、魔法使ってみたら?

佳乃:うん。

サラサラ・・・。

佳乃:準備OK。

冴御:よし、もう1回やれ!

ポテト:ぴこぴーこ!!

佳乃:炎よ出ろ!!

シーン。

聖:でないぞ。

佳乃:おかしいな・・・。

冴御:・・・そうか、バンダナつけて「ポテトを癒したまえ!」って言ってみろ。

キュッキュッ。

佳乃:んじゃ、ポテトを癒したまえ!!

カァァァ!キラキラ。

ポテト:ぴこぴこ〜♪

聖:魔法のバンダナだな、つけると魔法が使えるようになる。

冴御:お役立ちだな、それ。

佳乃:よし、胸よ大きくなぁれ!

シーン。

聖:攻撃魔法と回復魔法が使えるようになっただけだな。

佳乃:はぅ・・・残念。

冴御:(俺だったら、金のなる木を作れと言うかも。)

佳乃:明日、友達に見せびらかそうかな。

冴御:だめだろ、そんなことして、マスコミきたらシャレならんぞ。

聖:それと、町歩かなくなるぞ。金儲けしようとする裏会社は怖いからな。

佳乃:それはそれでいやかも。

冴御:まぁ、不良が絡まれたり、セクハラされそうになったら、魔法撃ってもOKだ。現実の人々は非科学的に信じてないと思ってるし。

佳乃:それいいね〜。これなら正義の味方になりそうね。

冴御:調子に乗るな。

話は終わり、佳乃の部屋で寝る冴御。

冴御:母さん、俺のこと・・・心配してるかな・・?

冴御は外に出て、携帯でアヴェマイアに電話する。

トゥルルルルル。

アヴェマイア:もしもし、冴御様ですか?

冴御:アヴェ、冴紗の異変は?

アヴェマイア:冴紗ちゃん、すごく苦しそう。冴御様、帰ってきてください。

冴御:それはできん、俺は母さんと喧嘩した。帰ってきて、感電死は勘弁だ。

アヴェマイア:冴姫様はとても厳しい方ですからね・・・、冴御様の居場所、冴姫様に言いませんから、ご自由に生活してください。

冴御:わかった。冴紗の異変が止まったら、電話してくれ。

アヴェマイア:はい。

冴姫:アヴェマイア、誰と電話してるの?

ガチャン、ツーツー。

アヴェマイア:お母様と電話してたです。

冴姫:そうですか、てっきり冴御と電話してるかと。

アヴェマイア:・・・冴姫様、少しは冴御様におやさしくしてあげたら?

冴姫:・・・・無理よ、あの子は聖騎士団に入れるためなの。

アヴェマイア:でも、冴御様は聖騎士団に入る気はなく、家出ていったんでしたね。

冴姫:・・・冴御を探したいけど、どこに行ったのかは不明・・。

アヴェマイア:冴姫様、捕まえようとしても同じ繰り返しです。素直になろうよ。

冴姫:うるさいわね!私のやり方を文句つけるなら、首にするわよアヴェマイア。

アヴェマイア:・・・わかりました。

冴姫:メイドはメイドらしく、冴御を探しなさい坊や。

アヴェマイア:(うるせぇ、ババァ。)

そして、翌日。佳乃と一緒に海遊館へ行った。

佳乃:見て見て!でっかいマグロがいるよ〜。

冴御:子供みたいにはしゃぐなよ。

佳乃:あは、このマグロ、100皿分作れるね。

冴御:コラコラ、マグロが怖がってるぞ。

佳乃:だって、おいしそうだもん。

冴御:食いしん坊だな。

男性A:おい見ろよ、水中でビリーズブードキャンプしてる子いるぞ!

男性B:すっげぇ、ロリかわぁ!

佳乃:みてみて〜!

冴御:どれどれ・・・。

こなた:ゴボボ・・・。(みんな見てるよ〜ハヤテ。)

ハヤテ:ゴボ・・ゴボボ!(苦しくなってきた!)

冴御:苦しんでるぞ。

佳乃:あの子、どっかでみたような〜。

冴御:心当たりあるのか?

佳乃:うーんと・・・えーと・・・。

ポテト:ピコピコ〜。

佳乃:なるほど、友達とコスプレ喫茶行ったとき、メイド服着た小学生みたいな女の子がいたね。

冴御:体型がアヴェマイアだな・・・。

佳乃:あべまりあ?

冴御:アヴェマイア、メイドだよ。見た目は女の子だけど、男の子なんだ。

佳乃:ってことはオカマ〜。

冴御:オカマって言われても顔はニコニコ笑うからな。

佳乃:へえ、会ってみたいな。

男性A:おっ、イベントが終わったぞ。もっと見たかったな〜。

佳乃:食べに行こうよ、冴御くん。

冴御:あぁ、喫茶店行くか。

喫茶店に行ってみた。

カランカラン。

シア:いらっしゃいませ、お客様何名ですか?

佳乃:3名〜!

冴御:おい、犬入れるな犬。

佳乃:んじゃ2名〜。

シア:2名ですね、犬さんは私が預けますので。

佳乃:お願いね。

シア:こちらが2名席です。ここでお待ちください。

冴御:あはあは、ここの喫茶店は最高だぞ。おいしいし、ウェイターさん美人だし。

佳乃:冴御くん、デレデレしてる〜。

冴御:うるせぇ!

ヘキサ:あは、くすぐったいな〜。レリヴァ様、この犬、ピコピコ鳴いてるよ。

レリヴァ:この犬、霧島 佳乃のペットだな。そうだろ?

佳乃:え?あたし?

レリヴァ:お前しかいないだろ。

冴御:っていうか、なんで佳乃知ってるんだ?

レリヴァ:あたいは歩くホームページだからな。全部詳しいぜ。

佳乃:えぇ、歩くホームページ!?んじゃ、あたしのお姉ちゃんを検索〜!

レリヴァ:霧島 聖、霧島診療所のドクターだろ。妹思いで、妹の危害をくわえたら、メスで斬ろうとするあぶねぇ女だったな。年齢は・・。

冴御:年齢とスリーサイズは聞きたくない。てか、ストーカーだろ・・・。

レリヴァ:ストーカーなど人聞き悪いことはするか。

ヘキサ:レリヴァ様がいると、お料理の本代わりになります。

レリヴァ:おいおい、あたいに頼るな。DSのお料理ナビを買って見ろ。

ヘキサ:だって、高いもん。

冴御:(気になるな、でことほっぺの額に刻んでるの。)

レリヴァ:冴姫の息子・冴御、あたいのほっぺに刻んでるの気になるか?

冴御:気になるな。

レリヴァ:ギアエンブレム、ギアの紋章ってとこかな。

佳乃:ぎあ?

レリヴァ:人間と魔物を合成した生命体かな。罪が重いギアもいるし、罪がないギアだっておる。

冴御:なるほど。

シア:はい、ご注文は?

佳乃:ハンバーグ!

冴御:ハンバーグかよ、お子ちゃまだな。

佳乃:いいじゃない〜、別に〜!

冴御:んじゃ、グリーンカレーで。

シア:グリーンカレーとハンバーグですね、お飲み物は?

佳乃:オレンジジュース!

冴御:ホットコーヒーで。

佳乃:今夏だよ、ホット飲んで熱くない?

冴御:関係ないな、冬だろうと夏だろうと熱いの飲んでるよ。

シア:オレンジジュースとホットコーヒーですね。以上でよろしいですか?

冴御:うむ。

シア:では、少々お待ちを。

レリヴァ:ん、そのバンダナ・・・グレイプニルじゃないかな?

冴御:グレイプニルって・・北欧神話に出てくるフェンリルの・・・。

レリヴァ:フェンリルのバンダナだ、むすぶと、魔法が使えるようになる。佳乃、それどこで手に入れた?

佳乃:お姉ちゃんにもらったの。

レリヴァ:そうか、大事に持っとけよ。なくして、誰かが悪用に使ったら最悪だからな。

佳乃:うん、大事にするよ。

カランカラン。

こなた:やぁ、また来たよ〜。

ソウマ:イベントショー最高だったぞこなた。

ハヤテ:死にかけたよ・・。

レリヴァ:早速来たか、心剣士トリオ。

ソウマ:トリオっていうな。

冴御:心剣士?

レリヴァ:心剣、心の想いを結晶化する剣を抜く剣士、お前、どうみても心剣士臭いな。

冴御:俺はただの人間だぞ。

ソウマ:レリヴァ、そいつ知り合いか?

レリヴァ:今知り合ったばっかりだ。

佳乃:水中でビリーズブードキャンプするなんて、すごいね。

こなた:見てたのか、水中で5時間ぐらいは耐えれるよ。

ハヤテ:こなたさん、まるで人魚ですね。

佳乃:人魚さんか、いいなぁ〜。自由に泳ぎたいな。

ソウマ:へん、俺だって6時間はいけるぞ!

佳乃:6時間も!?すごいな半漁人さん!

ソウマ:誰が半漁人じゃぁ!

シア:あら、泉さんに秋月さんじゃありませんか。

ソウマ:うっす、夫来てないな。

シア:今、お仕事中です。

ニャー:(気になるな、あのバンダナの小娘と青髪の小僧。凄い力を沸いてる。様子見る価値はある。)

ポテト:ピコピコ〜。

ニャー:なんだおめぇ、どっかいけよ。

ポテト:ピコピコ〜。

ニャー:わぁ、いきなり近づくな馬鹿犬!?

シア:まぁ、仲がいいですねニャーさん。

ニャー:助けろよシア!

佳乃:あの猫さん、ぺらぺら喋ってるね。口悪いけど。

冴御:はぁ?ニャーニャーしか言ってないぞ。

ソウマ:ってことは、心剣士でも人間でも聞こえないんだな。

レリヴァ:バスラはギア、吸血鬼、英雄、魔力が高い人間しか聞こえなくなってるらしい。

ニャー:おい!本名で言うなといっとるだろ!アホギア!

レリヴァ:冥光破!

ドォォォォン!

レリヴァ:アホギアで悪かったな、バカ猫。

ニャー:お・・・覚えとけよ・・・。

冴御:(人間離れすぎだな・・・。)

シア:ハンバーグとグリーンカレーのお客様〜。

冴御:ここだよ〜。

コトッ。

佳乃:うわぁ、抹茶カレーだ。

冴御:茶じゃね・・・、グリーンピースを潰して、緑になったカレーだ。

パクッ。

冴御:おい、勝手に食うな!

佳乃:おーいしぃー、グリーンカレー。

冴御:こいつ、やったな。

バクッ!

佳乃:あぁ〜、ハンバーグまるごと食った〜。えぇぇぇぇん!!返せ〜!!

冴御:ごめん、グリーンカレー全部やるよ。

佳乃:ぐすん・・・、本当に?

冴御:また注文するから。

佳乃:やったぁ!頂きます〜!

ソウマ:立ち直るのはえぇな。よく食う子だ。

ハヤテ:ソウマさんも人のこといえないでしょ。

ニャー:つまらん、散歩でもしていくかの。

ポテト:ぴこぴこ〜。

ニャー:おい!離せって!!

シア:うふ、ニャーさんの友達、できちゃったですね。

ニャー:っていうかこいつなんとかしろ!乗っかってて動けん!

ヘキサ:ニャー様、遊びたかってますよ。

ニャー:ヘキサまで・・・。

ソウマ:楽しそうだな、邪魔しちゃ悪いから帰るかこなた。

冴御:そこ!勝手に俺と佳乃の恋人にすな!

こなた:照れることないよ、いずれ絆がむすんで、心剣出せるようになるよ。

冴御:そんなゲームみたいにうまく行くわけ・・・。

カァァァァ!!

佳乃:あれ・・・あれれ?なんか光ってる!

ジャキッ!

佳乃:きゃぁ!なんか出た!取って取って!

冴御:わかったから落ち着け。抜くぞ・・。

シャキィィィィン!

冴御:すげぇ、これが・・・心剣っていうのか。

ブン!

冴御:軽っ!

レリヴァ:その剣は・・・、光翼剣・アルビオンか。なかなかの良い剣だぞ。

冴御:剣なんか持って何するんだ?

レリヴァ:ニュース見てんのか?坊主。

見てない、俺ん家テレビないし。

レリヴァ:街の周りにカラスや変な生き物見かけるの知ってるだろ?

冴御:あぁ、鬱陶しいから殴り倒したけど。

レリヴァ:モンスターの巣と化になってる。最近カオスゲートとやらが沸いてくるし。

こなた:黒井もやもやした物だよ。中に入って、カオスゲートの主を倒していかないと消えないよ。

冴御:心剣士のお仕事ってわけか、ストレス発散になるかも。

佳乃:えー、魔物退治やだなぁ、怖いもん。

冴御:こいつと思えこいつ。

ポテト:ま、魔物じゃないよぉ!

冴御:あれ?あれぇ?誰がしゃべったか?

ポテト:あれ?僕の声聞こえる?冴御。

冴御:お、お前か!?ポテト!?

レリヴァ:動物の声が聞こえるようになったのは、心剣のおかげか。

ニャー:おいお主、わしの声聞こえるか?

冴御:あぁ、聞こえる。

こなた:いいな、動物とおしゃべりできるし。うらやましい。

佳乃:いいよ、私の心、貸してあげる。

ニャー:おい、心剣はおもちゃじゃないんだぞ。下手に抜きすぎたら心が痛んで倒れるぞ。

佳乃:そ、それはそれで怖いかも。

レリヴァ:冴御、佳乃を大事にしろよ。

冴御:大事にするよ。心剣を抜いたからには。

佳乃:ふぅ、食った食った。行こう、冴御くん。

冴御:んじゃ、失礼するわ。またな。

シュン。

ポテト:ピコピコ〜。

冴御:あ、心剣閉まったら聞こえなくなった。

レリヴァ:そっか、心剣閉まると動物の声が聞こえなくなるんだな。

冴御:ずーと心剣持ってたら銃刀法違反でつかまるしな・・・。

佳乃:だねぇ。

喫茶店に出たら・・・。

ブゥゥゥン。

冴御:なんじゃ、この虫の大群は。

佳乃:うげ、気持ち悪い。

レリヴァ:またか、虫の大群。

ハヤテ:なんで虫なんか沸くんでしょうね。

ソウマ:虫王国なんかさせねぇな。こなた、出番だ。

こなた:心剣なくても、ほうきでやるよ。

冴御:何するんだ?

こなた:こうやるのさ!殺虫斬!

ズバァァァァン!

ドサドサドサ・・・。

佳乃:うわぁ・・・虫さんが落ちていく。

こなた:キン○ョール代わりさ。

冴御:ゴキブリ来ても瞬殺だな。

ソウマ:うわ・・・、虫に血吸われた人がいっぱいだな。

レリヴァ:誰が虫の大群を操ってるかだな。

冴御:家に帰るか、疲れたし。

佳乃:うん。

レリヴァ:どんな奴が操ったか探索でもすか。

冴御と佳乃は家に帰った。家の前にいたのは・・。

冴御:あ、アヴェ・・・。

アヴェマイア:冴御様、ここに待てば会えると思ったけど、会えましたね。

佳乃:この子がアヴェマイアか、ちっちゃなメイドさんだね。

アヴェマイア:ちっちゃなは失礼です。冴御様、誰ですか?

冴御:この子は佳乃、友達さ。

佳乃:よろしくね。アヴェちゃん。

アヴェマイア:よろしくお願いします。

冴御:なんでここに来たんだ?

アヴェマイア:冴御様、大変です。冴紗ちゃんがお兄様に会いたいって。

冴御:会ってやりたいが、母さんがいるしな。

アヴェマイア:大丈夫です、冴姫様は今、お仕事中ですから。

冴御:母さんの仕事は遅いから、冴紗の見舞いできるかも。

佳乃:会いたいな〜、冴御くんの妹。

ポテト:ピコピコ〜。

アヴェマイア:だめだよ、冴紗ちゃんは冴御様と私以外の男が嫌いですから・・。

佳乃:ひっどぉ!あたしは男じゃないよ、女の子だよ!

アヴェマイア:すみません、髪型が男みたいだから・・。

冴御:はは、乳小さいから男に見えちまったな。

佳乃:むぅ、冴御くんまで・・・。

アヴェマイア:ささ、冴姫様が帰ってこない内に冴紗ちゃんに会いましょ。

冴御:あぁ、手を繋ぐぞ佳乃。

佳乃:うん。

ポテト:ピコ!

アヴェマイア:すみません、定員オーバーです。

冴御:そか、3人までか。ポテト、お留守番頼むな。

ポテト:ぴこぴこ〜。

佳乃:大丈夫、すぐに戻ってくるから。

ポテト:ぴこ・・・・。

アヴェマイア:すみませんです・・・。では、準備はいいですか?

佳乃:OKだよ。

アヴェマイア:では、テレポート!

シュン!

アヴェマイアのテレポートで病院へついた。

佳乃:うわぁ・・・・大きな街ばっか。

冴御:大都会・東京だからな。

佳乃:ここなら、でっかいケーキやお菓子が全種類あるだろうなぁ〜。

冴御:食いもん目当てか・・・。

アヴェマイア:ささ、入りましょう・・。

冴御:久しいなここ、あいつが体悪くなったのは6歳だったな。

アヴェマイア:病名は不明ですけどね・・・。

冴御:いきなり、泣き出すわ。暴れるわ。刃物持って斬りにかかるし・・・。よくわからん。

佳乃:それって、悪霊にとりついてるんじゃない?

冴御:霊能力者に頼んだけど、霊はいないって。

佳乃:いないのか・・・。

アヴェマイア:つきました。ここですよ。

佳乃:大きなドア・・・。

冴御:んじゃ、入るか。

コンコン。

冴御:冴紗、俺だ、冴御だ!入るぞ。

冴紗:どうぞ、お兄様。

ガチャン。

冴御:あれ?誰だ?眼鏡の陰陽師。

冴紗:紹介します、この人は陰陽を司る英雄・御手洗 小(ちぢむ)さんです。

小:ご安心くださいお嬢様、この俺が悪霊を退治してみます。

冴御:・・・頼りなさそうに見えるな。

バシィ!

イシュタル:ばかもの、父君様に無礼でおじゃる。

冴御:いたた・・・、なんだこいつ・・・。

冴紗:お兄様・・・、スピリットですよ。英雄の使い魔みたいです。

アヴェマイア:失礼なこと言わないでくださいね。冴御様。

冴紗:その人誰ですか?

佳乃:あたしは佳乃。霧島 佳乃だよ。冴御くんのお友達1号でーす。

冴御:番号つけんな・・・。

佳乃:冴紗ちゃん、お友達4号に決定〜。

冴紗:4号ですか、2号は誰ですか?

佳乃:犬のポテトだよ。いま、家にいるけど。

冴紗:犬ですか、ほしいな・・・。

冴御:冴紗は動物アレルギーだろ。下手に触ったら汗が流れてぶっ倒れるぞ。

冴紗:はぅ・・・。

小:(なつかしいな、あーいう連中と楽しく話したり、楽しく遊んだりしたな。)

冴御:御手洗さんって、なんで英雄になったんですか?

小:そうだな、綾小路という俺のライバルに勝ちたいと思ったからイシュタルが来たかな。

冴御:へえ。

佳乃:動物と話したりする?

小:物の怪の黒猫とよく話すな。

冴御:黒猫・・・ウェイトレスさんの黒猫さんだね。

小:お前、なんでシアという物の怪が知ってる?

冴御:喫茶店で食べてたよ。おいしかったぞグリーンカレー。

佳乃:あっ、病名なら、歩くホームページさんに聞けばいいんだ。

冴御:俺も思った。

アヴェマイア:あのぉ・・・、レリヴァさんに会ったんですか?

冴御:あぁ、レリヴァって言うんだ。

佳乃:でも、あの人の家知らないよ。

小:あいつの居場所なら俺は知ってる。

冴紗:お兄様、レリヴァに会いたい・・・。だから連れてって。

冴御:ここにいろ、お前がいなかったら迷惑かかるぞ。

冴紗:うん・・・。

小:廿楽、霧島、明日の朝の9時の風見学園の門前で集合な。

冴御:あぁ。

佳乃:OK!

アヴェマイア:冴御様と佳乃ちゃんが心配だから私も行きます。

冴御:アヴェ。

アヴェマイア:?

スッ。

アヴェマイア:なんですか!?

カァァァァ!

アヴェマイア:何、心が・・・熱い。

冴御:抜くぞ、アヴェ!

シャキィィィィン!

アヴェマイア:あぁ・・・あぁぁぁぁぁん!

キラァァァン。

冴御:重い剣だな・・・。

小:ほぅ、綺麗な心剣じゃないか。

冴御:佳乃もアヴェもピカピカだな。

アヴェマイア:はぁはぁ・・・、私の心は綺麗にしています・・・。

冴御:・・・男の癖に女みてぇな感じ方はやめろ。ひくわ。

アヴェマイア:あぅ・・、男なんて卒業してるもん。

冴御:お前の心剣でチ○ポ斬るぞ。

アヴェマイア:だめです、斬ったら痛いですぅ。

冴紗:アヴェマイアをいじめちゃだめですよ。

冴御:悪かったな。

佳乃:ねぇねぇ、心剣なんて名前かな?

小:その心剣は・・・、神皇剣・デュランダルだな。

佳乃:かっこいぃな。

アヴェマイア:抜いたからには、大事にしてくださいね。

冴御:大丈夫、重い剣なら折れはしないさ。

小:折れるぞ、強い魔力に当たったらな。

冴御:強い魔力ねぇ・・・。

小:なら折ってやろうか?

ジジジ・・・・。

アヴェマイア:だめです!

小:冗談だよ、わはははは!!

アヴェマイア:(殴りてぇ・・・あのメガネやろ・・。)

そろそろ冴姫が病院に来るので、大阪に帰った冴御と佳乃。冴紗の異変が起きた・・・。

アヴェマイア:冴紗ちゃん、お着替え持って着ましたです・・・。

冴紗:・・・・。

アヴェマイア:冴紗ちゃん?

スピィ!

アヴェマイア:え・・。

ビリィ!

アヴェマイア:きゃぁ!何するの・・・。

がばぁ。

アヴェマイア:やめて・・・こんなことするの・・。

冴紗:はぁ・はぁ・・精・・・。

ちゅるぅ・・・。

アヴェマイア:あぁ・・・だめ・・・しゃぶっちゃ・・・。

冴紗:いいわ・・・あなたの精・・・すごくいいわ。

ちゅるぅ・・・くちゃぁ・・・。

アヴェマイア:やめ・・・出ちゃぅ・・・感じちゃう・・・。

ピュルゥゥゥ。

冴紗:うふふ、出すのはやすぎ、だからお仕置き。

シコシコ・・。

アヴェマイア:はぁはぁ・・・やめ・・あそこが・・・おかしくなっちゃぅ・・・あぁぁん。

冴紗:だめぇ、やめない。綺麗なお尻ね・・・。これ入れちゃうよ。

バチバチ・・・。

アヴェマイア:いやぁぁ・・・誰か・・・。

ガチャン!

冴紗:!?

ガスゥ!

ズサァァァァ!バリィィィィン!

冴姫:はあはあ・・・、また異変か・・・。

アヴェマイア:冴姫様、いくらなんできつすぎですよ。

冴姫:アヴェマイア、これぐらいで死なないわ。気絶させただけ。

アヴェマイア:骨が折れたら、冴御様怒ります。

冴姫:うるさいわね、冴紗を止められなかったくせにベラベラしゃべらないで。

アヴェマイア:す、すみません・・・。

冴姫:もういいわ、下がりなさい。

アヴェマイア:手当てが・・・。

冴姫:冴御の言うこと聞けて、私の言うことが聞けないの?

アヴェマイア:・・・・。

がたん。

冴姫:ごめんね、冴紗。痛かったでしょ・・・。私・・・馬鹿だよね・・。相手の気持ちを知らず、聖騎士団を無理矢理いかせようとして・・・。母親失格ね・・・。冴紗、病気治ったら、家族全員で遊園地行こう・・・。

冴紗:・・・お・・かあ・・さま。

冴姫:ぐすん・・・冴御・・・戻ってきてよ・・。

アヴェマイア:最初から、素直になればいいのにね。うふふ。

ひゅぅぅ・・。

アヴェマイア:はぅぅぅ・・・、寒いですぅ・・。服着ないと。

屋上にレリヴァがいた。

レリヴァ:ようやくわかった、虫を操ってるやつが・・・・。冴紗をとりついていやがったか、魔羅王・アーガレス。このままほっといたら、冴紗の体がアーガレスに支配されて、好き勝手なことさせられるな。あいつに知らせるか。

冴紗の病気の正体は、魔羅王・アーガレスにとりつかれていた。魔力が高い者じゃないと見えないらしい。冴紗を救え、心剣士・冴御!

後編に続く。