特別後編 魔羅王・アーガレス

冴御はまた母とけんかした夢を見ていた。

冴御:離せよ!俺はな・・・自由に行きたいんだよ!聖騎士団なんか入るか!

冴姫:いまのあなたじゃ自由に生きられないわ。私の言うことが聞けないの?

冴御:聞けないな、俺はな・・・友達と遊びたいんだよ。なのに・・・母さんは・・・。

冴姫:友達なんかいらないわ、大人になったら離ればなれよ。だから、友達という言葉を捨て、聖騎士団に・・・。

バシィィン!

冴姫:いたっ、何するの冴御。

冴御:ここに住むのはもういやだ、廿楽家の縁を切ってやる!

ガタン!

冴姫:冴御!

佳乃:冴御くん、おきてぇ〜。

ゴソゴソ・・。

冴御:ん・・・佳乃・・・。

聖:廿楽くん、うなされてたわね。悪い夢でも見てる?

冴御:・・・母さんとケンカした夢だ。

聖:ケンカか・・。

佳乃:仲良くなればいいのに。

冴御:戻れるか、最低な母の家なんか。

ポカン。

聖:子が母の悪口を言うんじゃない。

冴御:いたた・・・。聖さん・・・。

アヴェマイア:冴御さま〜!

冴御:ん、アヴェか・・・。

冴御は外に出た。

冴御:アヴェ、どうしたんだ?

アヴェマイア:大変ですぅ、冴紗ちゃんが・・・。

ピュゥゥゥゥ。

アヴェマイア:きゃぁぁ!

ヒラヒラ・・・。

冴御:おいおい、アヴェ。パンツぐらい吐けよ。

アヴェマイア:はぅ・・冴御様、見ないでくださいです。

冴御:男に興味ねぇよ。

アヴェマイア:ふぇぇん、ひどいですぅ。狂気になった冴紗ちゃんにパンツ斬られて、変わりのないですぅ。

冴御:そうかそうか、なら、おむつぐらい買ってやるぞ。

アヴェマイア:私は赤ちゃんじゃありません!

ポカポカ。

冴御:いたた、やめろって。

聖:おい廿楽くん、この子誰だ?

冴御:アヴェマイア=メイフィールド、俺のメイドだ。

聖:メイフィールドって・・・フィオナの・・。

アヴェマイア:はい、フィオナお母様の息子ですぅ。

聖:息子ってどうみても・・・女・・。

冴御:あいつはな、女装が趣味なんだよ。

アヴェマイア:冴御様、私は好きで女装してるんじゃありません!私はお母様みたいにメイドなりたくて・・・。

冴御:すねるなよ、お前の気持ちはよくわかった。だから、子供服の店に行ってパンツ買おうか。

アヴェマイア:なんで子供服専門の店ですか!!?私は冴御様と同期ですよ同期!!

聖:元気な男の子だな。

ピラッ。

アヴェマイア:やぁぁぁ!下半身を見ないでくださいですぅ〜。

冴御:(腐女子になってるぞ聖さん!?)

佳乃:あら、アヴェちゃん。来てたんだ。

アヴェマイア:おはようございます、佳乃ちゃん。

冴御:それで何が大変なんだ?

アヴェマイア:じつは、冴姫様の蹴りのせいで、冴紗ちゃんが・・・首曲がったんです。

冴御:何・・・あのやろ・・・・実の娘を蹴るなんて・・・。

アヴェマイア:待ってください、狂気化した冴紗ちゃんをとめようと・・・。

冴御:アヴェ、テレポート頼む。

アヴェマイア:・・・はい。

冴御:佳乃、御手洗さんのとこにいってくれ。

佳乃:わかった、病名がわかったら電話で伝えるよ。

冴御:頼む。

聖:廿楽くん、つれてってくれないか?

冴御:いいよ。

アヴェマイア:んじゃ、しっかりつかまってくださいね。

シュン!

佳乃:・・・さて、風見前にいくかな〜。

風見前について、待っている佳乃。

佳乃:今日は日曜日だからだれもいないね。

メイ:いるぞ。

佳乃:わぁ!びっくりした!?

ポテト:ピコピコ!?

メイ:こんなとこでなにやってんだ?

佳乃:待ち合わせだよ、御手洗 小くんを待ってるの。

メイ:な、なんだってぇぇぇ!あのメガネと・・・デデデ・・・デート!?

佳乃:違うよ、レリヴァっていう歩くホームページさんの家に案内するって。

メイ:なんだ違うのか、レリヴァに会って何検索するんだ?

佳乃:冴紗ちゃんの病名が知りたいかな。

メイ:ささ・・?

佳乃:あたしの友達の廿楽 冴御くんの妹だよ。

メイ:廿楽・・・廿楽って冴姫の・・・。

佳乃:冴御くんのお母さん知ってるの?

メイ:うん、雷のアルカナ使いだろ。性格が冷たいし、友達になろうと思わないぐらいかな。

佳乃:へえ〜。

メイ:・・・冴姫の子がいるって初耳だな。父の顔が見たいわ。

佳乃:冴御くんのお父さんってどんな人だろうね?

メイ:女に尻しかれ魔じゃないかな?

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・。

小:ベラベラ言いたい放題ぬかしおって、この怪力暴力女が・・・。

メイ:だ〜れが暴力女だって!殺すぞメガネ!

佳乃:だめだよけんかは・・・。

メイ:いけねぇ、殺意が沸いてくるから。

小:まったく、誰が尻しかれ魔じゃ!俺は仕事で忙しいし、子供の顔を見る暇がない!

メイ:ははーん、冴姫の夫があんたか。

佳乃:まさか、冴紗ちゃんと冴御くん・・・知らないんじゃ。

小:離婚したってあいつらに言えん。

メイ:最低だな、冴紗っていう子、病気なのに・・。

小:最低な父親さ、でも・・俺は・・・冴紗を救わなきゃいけないんだ!

佳乃:御手洗くん・・。

メイ:ふん、かっこつけちゃって。そんなんじゃ、殺に笑われるぞ。

小:黙れ暴力女、なんとしてても我娘を・・・。行くぞ霧島!

佳乃:ゴォーゴォー!

ポテト:ぴっこぉ〜!

ヒュゥゥゥ・・。

メイ:ふん、昔と一緒だな小。

冴御は病院についていた。

冴御:冴紗ぁぁぁ!

ガチャ。

冴紗:あら?どうしたんですか?お兄様。

冴御:首は・・・大丈夫か?

冴紗:えぇ、寝違えでした。

冴御:そっか、てっきり首の骨が折れたかと思った。

聖:こんにちわ、あなたが妹の冴紗ちゃんね。

冴紗:はい、そちらは?

冴御:佳乃の姉の聖さんだぞ。怖いけど警戒するなよ。

冴紗:怖くないですよ、お母様に比べたら。

聖:こら廿楽くん、いらんこと言わないの。

ポカ。

冴御:いたぁ・・・。

アヴェマイア:冴紗ちゃん、また異変が起きたら、呼び出しボタンを押してくださいね。

冴紗:はい、アヴェマイア。

ガチャ。

冴姫:あ・・・、冴御・・・。

冴御:くっ、冴紗を蹴ったな・・・。

アヴェマイア:だめです、今はけんかしてる・・。

冴姫:蹴ったよ、冴紗は悪魔にとりつかれてるのよ。アヴェマイアの精を奪おうとしてたのよ・・・見殺ししろって言うの!?

冴御:もし、悪魔が抜けて、冴紗が首折れて死んだら・・・意味がないだろ!少しは頭使えよ!

聖:廿楽くん、少しは落ち着け。

冴御:落ち着けるかよ、母さんはいつもそう、自分のせいにしようとしない、いいわけで済むし。どうせ母さんは・・冴紗が死んでほっとしてるだろ・・・そうだろ!?

冴姫:ち、違うわよ・・・。冴紗を・・・。

冴御:みんな言ってたぞ、性格が冷たいし、近寄りがたいってな!

バシィィィン!

冴御:っつぅ!?・・・聖さん・・?

聖:少し言いすぎだぞ廿楽くん、冴姫はたしかにあーいう性格。でも、母を反抗しても冴紗ちゃんの病気なんか治しはしない。

冴御:そんなのわかってる。俺はな、聖騎士団なんか入る気はなれない・・・。

冴姫:・・・だったら、殺くんに言わないでよ・・・聖騎士団に入りたいって。

冴御:え・・・そんなこと・・言った覚えが・・。

冴姫:忘れたの・・・あなたが3歳の頃、フランスに行ったこと。

冴御は何かを思い出した・・・。

殺:ん、さみしそうだな・・・。どうしたの?

冴御:・・・いじめられてたの・・・。

殺:いじめにあったのか、かわいそうだな。俺が君を鍛えてやるよ。

冴御:できないよ、相手は3人だし。

殺:俺が3歳のとき、いじめっこ10人ぐらいいたけど、必死で必死で殴り倒したかな。

冴御:すご・・・、俺も・・・お兄ちゃんのようにいじめっこを殴る!

殺:んじゃ、さっそく特訓だ!

俺は・・・、聖騎士団団長・綾小路 殺と出会って、特訓して・・・いじめっこ3人を殴り倒したな・・・。俺が聖騎士団になりたいって綾小路 殺に言ったのは・・・・別れのときだ。

冴御:お兄ちゃん、俺・・・日本に帰らなきゃいけないの。

殺:そっか、お別れだな。

冴御:お兄ちゃんに言っときたいことがあるの。

殺:言ってみな。

冴御:俺、聖騎士団に入りたい。入って、お兄ちゃんと一緒に戦いたい!

殺:入りたいのか、そうだな・・・中学卒業したら、おいでよ。待ってるから。

冴御:お兄ちゃん、聖騎士団抜けちゃだめだからね。

殺:抜けはしないよ。

冴御:バイバーイ。

冴御は少し思い出した。

冴御:・・・言ってた・・。

冴姫:冴御、聖騎士団になる夢・・・やめるの?

冴御:・・・約束破ったのに、殺さんの顔なんて見れる・・・わけないよ。

ドクン・・・。

冴紗:うあ・・・だめ・・・みんな・・・逃げて。

冴姫:くっ、また異変か・・・。

聖:とりあえず、麻酔をうつから冴紗ちゃんをつかまってて。

冴御:おぅ、がまんしてくれよ冴紗。

冴紗:だめ・・・言うことが・・・聞かない。

バタバタ!

アヴェマイア:聖さん、急いでください。

聖:ジーっとしてくれよ・・・。

ドクン・・。

冴紗:うぅ・・・うああああああ!!

ドォォォォン!

冴御:うあぁぁぁ!

冴姫:くっ、何・・・この邪気は・・。

アヴェマイア:これは・・・アルカナなの・・?

小:そいつはアルカナではない!神器だ!

アヴェマイア:神器・・・、ってことは、魔羅王・アーガレス!?

佳乃:でっかい悪霊さんね。ねぇ冴御くん、電話でなかったから心配したよ。

冴御:悪い、色々あったから出る暇がなかった。

冴姫:そいつを倒せば、冴紗は救えるって事ね。ヴァンリー!

ビシャァァァン!

冴姫:・・・・。

アーガレス:ふふ、効かぬな・・。人間。

冴姫:無傷・・・。

レリヴァ:こいつに対抗できるのは心剣だ。

冴御:・・・俺しかいないな、佳乃!

佳乃:OK〜!冴紗ちゃんを救ってね。

ジャキィィィィン!

アーガレス:ふふ、冴紗を斬れるかしら?

冴御:お前を追い出す!

アーガレス:できるものならやってみろ。ソウルセイバー!

ゴォォォ!

冴御:ブラックシー!(黒海)

ジャバァァァン!

冴御:佳乃、行くぞ!

佳乃:はいよぉ〜!えーとー・・・ロックブレイク!

ドォォォン!

アーガレス:ふふ、ここじゃせまくて戦いにくいな。こっちにきな!

スタッ!

佳乃:飛び降りるなら、えと・・・エアリアル・フェザー!

ふわぁぁ・・・。

冴御:よし、追うぞ冴紗・・いや、アーガレスを!

ビュゥゥゥン!

レリヴァ:あたいらも追うぞ。

アヴェマイア:冴姫様、足怪我してます・・・だから休んで・・。

冴姫:これぐらいの傷なら平気、冴紗を救わないと・・。

ガシィ。

聖:昔の冴姫のままね、無茶は命取りだぞ。

冴姫:聖さん・・・。

びゅぅぅぅん!

佳乃:このぉ〜!テンペストォォ!

ゴォォォォォ!

アーガレス:甘い、ダークネス・カノン!

ドォォォン!

アーガレス:消えたか、どこにいるかな。

ゴォォォ!

冴御:もらったぁ!デッドトライアングル!

アーガレス:そこかぁぁ!イレーザーキャノン!

カァァァァ!

佳乃:冴御くぅぅぅぅぅぅん!!

アーガレス:ふははははは!!これで心剣士はいなくなった、あとお前だけだな・・・。

佳乃:許さない、冴御くんの仇!メテオフォール!

ゴォォォォ!

アーガレス:小娘が、上級魔法の使いすぎだ!はぁぁぁぁ!!たぁぁぁぁぁ!!

ドドドドドドドドドドド!!

アーガレス:死ねぇぇぇ!ダークネス・ナッコォォォォ!!

ドォォォォン!

佳乃:きゃぁぁぁぁぁぁ!!

ドガァァン!

アーガレス:つまらん、アーガレスを楽しませるつわものはいないかぁぁ!

ミシミシミシ・・・・。

冴御:うぅ・・・佳・・・乃・・。

佳乃:ごめん・・ね・・・冴御くん・・・。

冴御:俺は・・・まだ・・いける。あいつを止めないと・・世界が壊滅になってしまう・・。

佳乃:・・・ねぇ冴御くん、冴紗ちゃんが止めたら、あたし・・と・・・。

カァァァァ!

佳乃:わぁ、あたしの心剣が・・・。

冴御:アルビオンじゃない・・・これはいったいなんなんだ・・?

佳乃:わからない、この心剣なら・・・アーガレスを追い出せるかも。

冴御:・・・やってるか。佳乃。

佳乃:ゆっくり・・・してね・・。

ガシィ・・・。

佳乃:あぅ・・何この・・・感じ・・。熱い・・。

冴御:俺も、すごく・・暖まる・・・抜くぞ。

シャキィィィィィン!

佳乃:はぁ・・はぁ・・・あぁぁぁぁん!

カァァァァ!!

佳乃:はぁはぁ・・・ぴっかぴかな心剣だね。

冴御:アーガレスを・・倒しに行くぞ。

佳乃:OK〜!

ひゅぅぅぅぅ!!

どしぃぃぃぃん!どしぃぃぃぃん!

キャァァァァ!

アーガレス:ふははは、逃げるがいい人間ども。世界がすべて消してやる。

ドォォォン!ドォォン!

ガシィ!

アーガレス:ふ、おもちゃの弾でも撃ってるのか?こいつはおつりだぁ!

ピュン!ピュン!

陸兵隊長:ぜ、全軍退避!

ドガァァァァン!

アーガレス:ふん、下衆が。

小:光針!!

グサグサ!

小:爆!

ドォォォォン!

アーガレス:ふふ、少々痛かったぞ英雄。

小:好き勝手はさせないぞ、アーガレス。貴様を封印してやる。イシュタル。

イシュタル:オーロラ・レイ!

アーガレス:10倍返しだ、イレーザーキャノン!!

ドォォォォォォォォン!

バチバチ!

イシュタル:押しつぶしてやるでおじゃる!

バチバチバチ・・・。

アーガレス:くっ、てぇぇぇい!

バァァァァン!どっがぁぁぁぁぁん!!

イシュタル;くっ、弾いきおって・・・。

小:すまない・・・、民よ・・・。

ゴォォォォォォ!

イシュタル:父君様、来るでおじゃる!

アーガレス:ウォォォォ!!パンツァーブレイク!!

カチャァ!ドォォォォォン!!

イシュタル:なぜ音夢の技を・・・父君様、危ない!?

ドォォォォン!

イシュタル:うあああああ!

小:イシュタル!?

しゅぅぅ・・・。

イシュタル:父君様・・・まろは・・・もぅ・・・。

小:もぅいいイシュタル、休んでおけ。俺がなんとかする。

イシュタル:・・・わかりました・・・。

シュゥゥゥゥ・・・。

アーガレス:ふふ、スピリットなしでアーガレスを倒せるとでも?

小:スピリットなくても、痛めつけるぐらいできる。

アーガレス:やってみせろ、はぁぁぁぁ!

小:ふん、姿を変えさせん!天輪!!

カァァァ!ドォォォォォン!

小:光連針!

シュシュシュシュシュ!!

小:封!

ジジジジジジジジ!!

小:これなら、動けまい。

バチバチバチ・・・。

小:き、効かぬのか・・・。

アーガレス:ふふ、カトンボが。変えてやったぞ。我が名は・・・ネオ・アーガレスだ!

小:進化だと・・・・。

アーガレス:こちらからいくぞ!うぉぉぉぉ!砕けろ!ダークネス・ナッコォォォォ!

ドッガァァァァァン!!

小:グアアアアアアアア!!

ドォォォォン!

アーガレス:弱い・・弱すぎる・・・。進化するほどでもなかったな・・・。

小:ガハ・・・ごめん・・・葵・・・。

アーガレス:息があったか、もう寝てろ。ぬぅぅぅぅ!!

冴御:そうはさせねぇぇぇ!!

ズバァァァ!

アーガレス:ウアァ!小僧・・・・生きておったか。

冴御:アーガレス、関係のない人々を殺して、何になるんだ!?

佳乃:冴紗ちゃんを返しなさい!

アーガレス:返してほしければ、我を倒すことだな。

小:そ、それは・・・究極心剣・・・。

冴御:これが・・・究極心剣・・。ってことは俺と佳乃の絆が・・・結ばれた・・・。

佳乃:あたしね、冴御くんのことが・・ずーと好きだったよ。

冴御:・・・俺もだ。

アーガレス:もう1回消えてもらうぞ、小僧!!

冴御:いちかばちかで、冴紗を救ってみせる!はぁぁぁぁ!!

アーガレス:イレーザーキャノン!!!

冴御:佳乃。

佳乃:冴御くん。

冴御:光の風よ!

佳乃:悪を吹き飛ばせ!

冴御、佳乃:神技!!シャイニング・テンペスト!

グォォォォォォ!!

アーガレス:うあああああ!!なんだこの光は・・・力ぐあぁぁぁぁぁ!!

冴御、佳乃:ここからいなくなれぇぇぇぇ!!

アーガレス:み・・・見事だな・・小僧・・・。うあああああああああああああああああああ!!

ヒュゥゥゥゥ・・・。

冴紗:お・・・お兄・・・様・・・。

バタン。

小、冴御:冴紗!!

冴紗:・・・・。

冴御:気を失っただけか、助かった・・。

小:これで、アーガレスは2度も来ないだろう。

佳乃:これで、一件落着ね冴御くん。

冴御:・・・いや、まだ終わっていない!

黒い霧がどんどん集まっていく。それは・・・アーガレスの源である。

冴御:しつこい奴だな・・・アーガレス。

アーガレス:ふふ、貴様らまとめてみちづれにしてやる!

小:まずい、こいつ・・・自爆して地球ごと潰すつもりだ!

佳乃:どうしよう、ねえねえ!?

冴御:落ち着け佳乃!

佳乃:落ち着けないよ!爆発しちゃうよ!

アーガレス:まとめて、地獄へ送ってやる!うあああああああ!!

ごごごごごご・・・・。

冴御:どうしたら・・・。

ガシィ。

小:廿楽・・・いや、冴御。ここでお別れだな。

冴御:御手洗さん!?いったい何を?

小:こいつを、別の星に送る。それしか方法はない。

佳乃:だ、だめだよ。自殺行為だよ!

小:いいんだ、だから・・・。

佳乃:冴御くんと冴紗ちゃんを置いて逝っちゃうなんて、それでも父親なの!?

冴御:え・・・、御手洗さんが・・俺の父さん・・?

小:隠してすまなかった冴御、じつは俺・・・実のお父さんだ。お前がまだ赤ん坊のとき、御手洗コンツェルンが潰れてしまい倒産し、離婚するはめになった。だめな父さ・・・俺は。

冴御:・・・またやり直したらいいじゃないか父さん。だから、死ぬって言うな!

小:・・・・ありがとう、でも、もういいんだ。

冴御:父さん・・・。

小:冴姫と冴紗を・・・頼んだぞ。

冴御:やめろ・・・やめるんだ父さん!!

小:イシュタル、こいつを別の星に送り込むぞ。

イシュタル:わかったでおじゃる。

冴御:行くな、行っちゃだめだ!!

小:冴姫に伝えてくれ、再婚してよいってな。

冴御:父さん・・。

小:時間がない、急げ。

ゴゴゴゴゴゴゴ。

イシュタル:さよなら、冴御。テレポート!!

シュン!

冴御:父さん・・・うぅ・・・父さぁぁぁぁぁぁぁぁん!!

佳乃:冴御くん・・・、心配しないで。冴御くんのお父さん、生きて帰ってくるかもしれないよ。

冴御:佳乃・・・。

アヴェマイア:あ、いたいた。冴御様〜。

冴御:アヴェ・・・アヴェェェ・・。

アヴェマイア:どうしたの?なんで泣いてるんですか・・・?

冴御:父さんが・・・父さんが・・・うあああああああああ!!

アヴェマイア:(小様・・・、死ぬ覚悟できたんですね・・・。)泣かないでください、小様は生きて帰ってきます。かならず・・・。

冴御:・・・本当か?

アヴェマイア:えぇ、だから気長に待ってください・・。

冴御:アヴェ・・・。

アーガレスは別の星で爆発した。破壊された街は3日ぐらい元に戻った。冴御は冴姫と仲良くなって、廿楽家に戻った。

そして翌日・・・。

冴御:朝か・・・、さて・・・学校でもいくか。

冴紗:おはようございます、お兄様。

冴御:おはよう。

冴紗:大変ですね、学校は遠いでしょ?

冴御:アヴェに頼めばいいよ。

冴紗:そういえばそうでしたね。

冴御は急いで着替えて、リビングへ。

冴御:母さん、おはよう。

冴姫:おはよう、冴御。

アヴェマイア:家族が揃うと、なんだか楽しいです。

冴姫:そうね、たまにはこういうのもいいかも。

冴紗:お兄様、聖騎士団のことですけど、どうなったんですか?

冴御:もぅやめだ、俺はな・・・霧島診療所で働くわ。

冴紗:佳乃ちゃんと一緒にいたいだけでしょ。

冴御:そうだよ。

冴姫:働いてもいいですけど、聖さんを困らせちゃだめだからね。

冴御:あぁ。アヴェ、学校に行くぞ。

アヴェマイア:わかりましたですぅ。

冴紗:お気をつけて、お兄様。

シュン!

冴姫:・・・再婚しようかしら。

冴紗:お母様はもういい年ですから無理して再婚しなくていいです。

冴姫:あのね・・・。

冴紗:お母様は美人だから惚れる人いそうかも。

冴姫:うふ、そうね。でも、軟弱者で根性悪い男だったらほっとくわよ。

冴紗:お母様らしいかも。

その頃、冴御は・・?

男子生徒A:おいみろよ、廿楽と霧島、親しく話してるぞ。

男子生徒B:目つきが怖くて、誰も近寄らない廿楽が・・・、まさか、恋人でも・・?

冴御:みんなめずらしがってるな。

佳乃:冴御くんが転校した時、誰も話しかけなかったね。

冴御:孤独は慣れてるけどな。

佳乃:孤独はだめだよ、友達いっぱいいるほうが楽しいよ。

冴御:それもそうだな。

男子生徒A:おい廿楽、教室の前にいるメイドさんがいるけど。

冴御:見張るってうるさいから・・・しょうがなく。

男子生徒B:かわいいな、ナンパするか。

佳乃:男同士で?

冴御:おい佳乃、余計なこと・・・。

男子生徒B:えぇ!?あの子、男の子だったの?

冴御:そうだ。女装が趣味で、女みてぇな感じ方するし。

アヴェマイア:冴御さまぁ!言いたい放題抜かさないでくださいですぅ!

冴御:怒るなって。

佳乃:アヴェちゃん、授業始まるから待っててね。

アヴェマイア:はい、待ってます。

冴御:・・・・あれ・・、父さん・・?

フゥ・・。

冴御:いや、ただの幻覚か・・・。

佳乃:冴御くん?

冴御:なんでもないよ、佳乃。

ツカツカ・・・。

小:悲しい時や辛い時あれば、いつでも念じてるといい・・・。

小は幽霊のようにさまよっていた・・・。

冴御:(頑張るよ、父さん。)

fin